東洋医療Q&A
治療方法
鍼(はり)
鍼の種類は沢山あるのですが主なものを紹介します。広く使用されているのは、毫鍼(ごうしん)です。
- 毫鍼(ごうしん)
- 銀や金・ステンレス製の鍼で、太さは大体0.20mm(人の毛髪が約0.16mm)前後の物が使われます。
- 皮内鍼(ひないしん)
- 非常に短い毫鍼だと思って頂ければ判りやすいと思います。鍼の先端数ミリを皮膚に平行に入れ、主に置き鍼に使われます。
- 円皮鍼(えんぴしん)
- これは更に短い(数ミリ)毫鍼だと思って下さい。鍼の先端を皮膚に垂直に当て、主に置き鍼に使われます。
- 小児鍼(しょうにしん)
- 皮膚に刺さず、触れるだけのものや、擦るものがあります。鍼とは言ってもへら状のものもあるんです。
灸(きゅう)
主に使われるのは艾(もぐさ)で、大きく分けて2つに分けられます。
皮膚に痕を残す方法
- 透熱灸
- 皮膚へ直に艾を置き、焼ききるもの。
大きさは、米粒の大きさ〜ゴマ粒の大きさ、または細い糸状のものが多く使われている様です。
皮膚に痕を残さない方法
- 温灸
- 皮膚と艾の間に、塩やニンニク・びわの葉などの物を置き、その上から艾で熱を加えるもの。少し変わったものでは、鍼の上に艾を乗せて燃やす方法もあり、これが鍼の気持ち良さとお灸のポカポカとで、とても心地良いと人気があります。
お灸は想像しているほど熱くありません。安心して治療をお受け下さい。
マッサージ・按摩(あんま)・指圧
この3種は「何が違うの?」って思われる方が殆どだと思いますので、判りやすい基本的な特徴を挙げてみます。
マッサージ
パウダーやオイル等の滑剤を塗り、皮膚に密着して行うので基本的には脱衣です。
施術は求心性(心臓へ向う)で、静脈血・リンパ液の流れを助ける事に重点を置いています。明治時代に、ヨーロッパから入ってきたと言われています。
按摩
着衣のままで行い、皮膚が露出している所は日本手ぬぐいを使うなど、直接皮膚には触れないです。
施術は遠心性(四肢の末端へ向かう)か、経絡に添って行い、気・血の流れを調整します。中国から伝わり、大宝令(奈良時代)の医事制度に、按摩博士・按摩師等が登場しました。
指圧
按摩と同様、着衣のままで行います。施術の方法でこの指圧だけは、皆さん区別がつく点がありますよね。そう、主に母指(親指)で1点を、ジワ〜ッと持続して押すのが基本的な手技です。
歴史は他の2つより浅く、大正時代に古い按摩術・柔道の活法・アメリカの整体術等を元に生まれたと言われます。
